かけら状のものでも うつわ状のものでも 私の中ではあまり大差はない。
自分がはっとする景色であることが大事なのだと思う。
個人的に 言葉もストーリーも具象の形もないものが好きなので
その質感とシルエットだけで感動できるもの 新しい世界というお題で
ずっと作っている。
いいなと思うメロディを作る とか いいと思う色を作るというのと似ているかもしれない。
作るときには 言語化はほぼしない。
ぼかんとした とか 大らかな とか それくらいの言葉しか使わない。
自分がいいと感じるか 新しいと感じるか
それを探るセンサーだけをオンにして形を作る。
次の景色はどんな景色だろう。どんなかたちだろう。
心をじいっとさせて 他を見ないで 飛ぶこと。
いいかたちか ピンとくるかたちか キュンとするかたちか ただそれだけを目指したい。