クウネル
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パンがない。
ので フライパンで焼けるパンのようなものを作ろうと思う。
そうだ 昔のクウネルにそんな特集があったなあと
ずいぶん久しぶりにクウネルを開く。
以前は隅から隅まで読み込んでいただけに ちょっと開けばその時の興奮も一緒に蘇ってどのページも愛おしい。
オリーブに出会いときめきを学んだ私たちは オリーブが終わってずいぶん長い間途方に暮れた。
すっと本屋に積まれたクウネル創刊号。
大人になりかけた少女が全国各地であの表紙にビリビリと震えたはず。
毎号表紙から丁寧に丁寧にページををめくって 現れる写真の構図や色にハッとして
なるべく折りじわがつかないように大事に大事に。
絶対に切り抜かなかった。
一度 妹が間違えて切り抜いてしまった時 穴の空いたクウネルの姿がショックでショックで 泣きそうになり本気で怒った。
あそこにある世界がわたしのすべてだった時が確かにあった。
あそこをがときめきで あそこが理想だった。
見たことのない良い物たち。
クウネルが生み出した衝撃!は 長い時間をかけて日本のかわいいのスタンダードになった。
ナチュラルなつつましい生活も 普遍的な美となった。
刺激はなく穏やかな空気に包まれているクウネルを最近は遠くから見ていて
クウネル新しくなるらしい と知って少しセンチメンタルになる。
でもすでにすんごく大きなものをクウネルは作ったから。
もう十分に。
この大きな山の向こうに次はなにがあるのか。
見せてもらったたくさんの景色。憧れ。
これからもきっと大事に大事に振り返る。
# by chi-colla | 2015-10-08 17:26 | 景色とつぶやき Scene | Comments(0)
古本屋 逆光にて
ペトロスさんのプラグマタにお邪魔したあと さらりと階下の古本屋さん逆光へ。
さらりとのつもりが さらりといかなかった。
まずは手前にあった古道具や工芸関連で心をつかまれる。
あわああと心のなかでつぶやきながら 目に留まる物すべてに手を出していく。
狭い店内にしては大きく詩集コーナーがあってその後ろに 実用書や小説が続いていく。
古本屋さんも洋書の本屋さんも私は好きだけれど とくに探している作家がいない時
よっぽど背表紙で魅了してくれないと・・・手がのびません。
重いりっぱな本こそ特に。 
逆光では背表紙の並びを見ているだけでどきどきした。
本の色やサイズ 題名のタイポグラフィー 題名の言葉の印象を目で追っていく。
特に詩集コーナーが気持ちいい。
隣り合った物同志が響いて 全体の景色につながっていく。
どんなにすごい本かとか 種類はあんまり重要視されてないようで 並べ方はオブジェのよう。
本の持つ印象(色合いやシルエット 質感)を判断され置かれる位置を決められている。
古い詩集の題名はエッジが効いていて 箱入りのものなど装丁も凝っているからそれぞれの色合いが濃い。
リズムのある並べ方・・・ずーっと見ていられるなあ・・・。
見つけた分厚くて白いこの本。
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横文字で でっかく雪と岩!!だだん!
見つけた時もびっくりしたけど 開いても笑顔になっちゃう驚きがある本でした。
中は山のスペシャリストとして有名だった方が ひたすら実践的な登り方 ロープの結び方 岩と岩との間へ手の入れ方 がくわしくくわしく全部写真付きで載っている。
写真が良すぎて どのページもしびれる。
ポスターになりそうな景色の写真もふんだんに。
この時代のちょとだけ笑ってしまいそうなくらい真面目で強いデザインが すきだなあ。
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またすてきな景色を見に伺います。
# by chi-colla | 2015-10-05 22:30 | 景色とつぶやき Scene | Comments(0)
ドローイング オンザ ウォール終了いたしました
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無事に展示が終了いたしました。
忙しい中見に来てくださった方ありがとうございました。
いただいた美味しいお菓子、好みのこけし ほくほくお持ち帰りしました。
昨日展示が終わったので 本来なら今日はもうぐったりと寝て過ごすくらい疲れているはずなのですが朝起きた時に力が満ちている感じがしたのはなぜなのでしょう?
次に控えている展示のこと 新しくやりたいこと どんどんやっていきたい気分でいっぱいです。
展示最後の追い込み時に聴いていたのは Youtubeのビヨンセでした。
デビューの時から今までの映像を比べてみたら 姿もイメージもどんどん変わっていってるのがわかりました。
その時いいと思うものに突っ込んでいく姿勢。
まだいいと認められていないものでも認めさせる強さ。
そういう彼女がカッコイイと思って見ています。
彼女に比べたら 私の攻めはまだまだ足りない。
比べる相手が違うかもしれないけど 力をもらってます。
最終日の夜 オーナーの早川さんと缶ビールを飲みました。
幸せな夜でした。
不安な日々 制作をして 展示をさせてもらって 作品を介してお客さんとお話をして
生きてる光みたいなものを充電して また制作に戻ります。
充実しているせいかつ。
次の光に向かってがんばります。
ありがとうございました。



  
# by chi-colla | 2015-09-22 00:09 | 作品 Work | Comments(4)
個展のお知らせ 
詳しくはこちら
# by chi-colla | 2015-09-20 15:01 | お知らせ News | Comments(0)
餅の人。
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生まれて一ヶ月たった姪が
贈答品みたいになってた。
# by chi-colla | 2015-08-30 15:05 | 景色とつぶやき Scene | Comments(0)
個展のお知らせ 正しくは9/12(土)〜20(日)です
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目白のFUUROさんで個展が始まります。
FUUROさんには気持ちのよい壁と光があります。
ここでまた展示できる喜び。
ありがたいです。
今回はその壁に絵を描くような気持ちで 真鍮のオブジェやアクセサリーを作りました。

「ドローイング オンザ ウォール」

2015年9月12日(土)〜20日(日)
12:00-19:00(最終日は17:00)

DMを読んでくださった方へ。
すみません。
DMには19(日)までと書かれていますが 正しくは20日の日曜日までです。
どうぞよろしくお願いいたします。

FUURO
# by chi-colla | 2015-08-30 14:48 | お知らせ News | Comments(2)
お墓参り
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おばあちゃんのお墓詣りがてら家族でぷらぷらと中野を歩く。
両親が働いていた仕事場があったので 付き合っていた頃の思い出を聞いたりしながら。
お寺までは 古い商店街をずっと抜けていく。
見ていると飽きないかわいい店構え。
小さくて見た目も本当に古い個人商店に きちんとお客さんが来ていて元気な様子にびっくりする。
いいなあ。大きなスーパーとかがないからかなあ。
途中新井薬師に寄る。
8の付く日なので二軒の植木屋さんが出ていた。
父が2つも竹の鉢を買う。
自分で買ったのに私達に持たせようとするので母と二人でぶうぶう言う。
お墓に着いて自分の家のお墓だけでなく 隣近所のみなさんのお墓にも水をまき「おばあちゃんをよろしくお願いします」とご挨拶。
ご近所のお墓的には 誰?って感じだと思いますが。
おばあちゃんが好きだった辛いおせんべをお供えして 自分たちもバリバリ食べる。
カナブンがぶんぶん近くを飛んでいるので おばあちゃんかな と母と言っていたら
あれはお金をばらまくのが好きだった(浪費?)おじいちゃんだな笑 と父が言う。
暑くて暑くて汗だくになった。
来てよかった。
# by chi-colla | 2015-08-24 03:37 | 景色とつぶやき Scene | Comments(0)
熊谷くんの皿
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先月うつわノートでの個展で買いましたお皿。
素焼きに蜜蝋で仕上げたものなので 脂分などが染みてどんどん変化していくという噂のあれ。
オブジェ的な感じで買ったのだけど いやいや食べ物がすごく似合う。
パンが異国のものみたいになる。
くだものも 見映えがする。
土器の魅力はこういうことなのか。
おいしそうな景色になる。
というわけで毎日毎日何かしらに使ってしまう。
# by chi-colla | 2015-08-24 03:08 | 景色とつぶやき Scene | Comments(0)
instagramにて発見いたしました。
あの すんごく写真大きいのでびっくりしないでくださいね。。。











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いせやさんが あのこけしとともに!
木地山の小椋さんのこけしはとても有名なようです。
# by chi-colla | 2015-08-12 01:13 | 景色とつぶやき Scene | Comments(0)
武蔵小金井
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友人夫婦の新居にお呼ばれした その帰り道。
夫と駅とは反対方向に歩く。
武蔵小金井は私が一人暮らしをした街。
友人の家から歩ける距離に 住んでたアパートがある。
記憶してるより遠かった。
私は自転車を使っていたけど 夫は徒歩で来ていたから
「そうそう 着きそうでまだ着かないんだ まだ先なんだ」
と 隣で言っている。
その鉄筋の古い白い建物を見たら あの頃の不安定な気持ち思い出した。
今はすっかり忘れてた 鉄のドアの質感 台所の床のビニールな感じ 窓とかベランダとか いろんな部分的なディテールもぶわっと一気に蘇った。
頭の中が当時の私にすうっと入れ替わる。
今から階段を上がって部屋に入っていけそう。
階段をあがる音 手すりの錆びたジャリジャリ感。
疲れた体で ドアを開けるときの気持ち。
今あの部屋に入らないで他の家に帰る方が正しいなんて不思議なくらい。
でも 入れないし 戻れないんだなあ。
ベランダ側から部屋を見上げると あの部屋にはまだ私がいるみたい。
あそこにいた自分 私を守ってくれた部屋。
私頑張るね。
アパートに手を振って武蔵小金井参り 終了。
# by chi-colla | 2015-08-04 23:34 | 景色とつぶやき Scene | Comments(2)