必死ということに 心を打たれた。
年をとって いろいろ経験しても 自分のやることに慣れきらずに
ぎりぎりの表現をしていたい。と思いながら帰宅した。
SUで展示をしている丸山さんが ご自分で作られている裂 帯で巻き付けのパフォーマンスをした。
いつも優しい丸山さんが 大きな粘土を削いで立体を作るように女性に布を巻いていく。
反物が 美しいドレープを作り 影を作り いつもの着物とは違う新しい形が人の上にできていく。
巻かれている方もどんどん強く顔が変わっていく。
二人の間に柔らかい空気はない。
丸山さんの怖いくらいの意識の突き詰め方にこちらが泣きそうになる。
巻く方と巻かれる方の戦いのようだった。
真剣。とはこういうことか。
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