名古屋ジャーニー4 青木野枝
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熱で溶かしながら切断する溶断という方法で 鉄を繰り抜いていく。
繰り抜いてできたたくさんの鉄の丸い板を溶接でつなげて 大きな立体を作る。
ムサビの金工専攻だった頃 目黒区美術館で野枝さんの作品展を見た。
鉄の大きな作品というのは 圧倒的に男の人が作る建築的な構成の 硬い立体が多い。
野枝さんは 大きくて硬くて重い鉄でできていたけど 軽やかだった。
スケッチブックから飛び出たそのままみたいな線が 鉄になって部屋に立っていた。
興奮して感動してものすごく汗をかいて 恋に落ちたようだった。
その日ちょうどいらしていた野枝さんと握手をした。
クリスマスの日だった。
あの日の感動超えられないんじゃないかと思っていたけど 2012年 野枝さんは軽々と超えていく。
吹き抜け3階分くらいの高さがある白い空間に 丸をつなげて立ち上がっている円錐状の作品。
笑っちゃうくらい 大きくて もっともっと自由だった。
by chi-colla | 2012-12-11 01:36 | 出かける Trip
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